* 健康食長寿食を求める、鯨の冒険 * (含)抗ガン 抗加齢学  < kujila-books ホームページへ >

< この本のホームへ帰る >

< 入り口のページへ帰る >
< 前のページへ帰る >
< さらに奥のページは、まだ >


* ヨーグルト問題 深堀りの 2 * 


* 家森幸男先生の本 *
< カスピ海ヨーグルトの真実 を読む。>

* く じら の雑誌の中 * 





家森先生の本を読んでますと、カスピ海だか、ブルガリアだか
知りませんが。人間の(民族の)寿命。ヨーグルトだけじゃあ
延長せんのでは? ・・・ と、思えてしまう。

グルジア民族の生き方の中にこそ、長寿の原因が有るのであって、
グルジアからヨーグルトを消しても、やっぱ連中、長寿かも知れんぜ?
と、言いたく もなる。彼等、脂肪を抜くとは言え、ごつい肉食だし、
健康に良くないブドウ酒を、ええ年こいて、浴びるほど飲んでる。しかしだ。

早朝に起き、高山地帯の傾斜地を登り。倦(う)む事無く耕(たがや)す。
日が傾けば家路を辿(たど)り、家族みんなでワイワイガヤガヤ食卓を囲む。
そこにこそ、長寿の原因が有るんじゃあ、ないのか? と思える。
カスピ海だか、ブルガリアだかのヨーグルトを、殊更に有り難がり、
便秘が治りました アトピィーが改善しました
なんて言っとる民族は、やっぱ、せいぜい平均寿命だぜ。

最後に嫌味。グルジアの戸籍は、かなり、あいまいだ。
百歳は、たいてい八十歳チョイだろうと言う奴が、居(お)る
ワシじゃ無いぜ。だけど、健康に関心を持つのは、閑人(ひまじん)の
特権じゃからな。 閑の無い民族は、飢えない事だけに精一杯だよ。


*      *      *



< 家森幸男先生たあ 〜 何者か? >


京大の医学部を卒 ( で ) たらしい。 恩師、実験病理学の岡本耕造先生。
この先生は、1985年の誕生日。

レーガン大統領から、感謝状が来たそうだ。 アメリカ人は、心筋梗塞が多い。
岡本先生の研究で、その心筋梗塞が、改善出来た事への感謝だそうだ。


1968年。 岡本耕造先生の研究室は、必ず高血圧になるラットの純系を、確立。
さらに五年掛けて、絶対に、100% 脳卒中を起すラットの系統を作った。

だけど、こんなラットでも食べ物次第で、天寿を全 ( まっと ) う出来る。
これは朗報だ。 反対に 1% の食塩水を毎日与えると、百日で、全滅する。



食事に、大豆タンパクを加えると、寿命が、二倍に成るそうである。

つまり、遺伝的に良くない傾向の人でも、食事の工夫次第で、天寿が得られるっ
てえ話だ。 有り難い教えだと、感謝しよう



  *        *       *



マサイ族に高血圧は無し。 彼等は早朝に起きて、牛の放牧をする。 食事は
夕方。 家族みんな。 労働後の、一回のみ。

都市部に住む黒人も、同じく、一日一回の食事なれど、いわゆる西洋式。 油
脂分たっぷりの、高カロリー食。

よって体形、アンコ型。 糖尿病、高脂血症、動脈硬化多く、寿命は短縮。



チベット民族も、短寿命で有名なんだそうだ。 ラサは、標高 3800 メートル。

彼らは、塩と、ヤクの乳から作ったバター入りの茶を携帯して、多飲する。
塩の摂取は、日に 18 グラムを越えるそうだ。


脂肪を、塩と一緒に摂ると、コレステロールの過剰摂取に成る。 また
チベットには、野菜と果物が無い。

魚と鳥肉は、宗教的に禁ぜられてるにしても、これでは、偏 ( かたよ )
った、良くない食事ではある。



< カスピ海ヨーグルトの、有り難さ。>


カスピ海ヨーグルトの、とろとろ物質。 粘性多糖体が、免疫細胞からの、
インターフェロンの分泌を、促進するのではないか? と言われている。

それは、ガンの予防に有効的である。


カスピ海ヨーグルトで、風邪を引かなくなった。 下痢をしなくなった。
便秘が、改善された。

など、嬉しい報告が、沢山寄せられてます。



  *       *       *



でも、カスピ海ヨーグルトには、食物繊維、ビタミン C 、鉄分が、含まれませ
ん。 ですから、他の食物と組み合わせて下さい。

家森幸男先生のお宅では、きな粉、ゴマ、茶葉を加えて、頂いているそうです。
また、カスピ海ヨーグルトの大量摂取は、乳脂肪の過剰となり、良く ない事を

心得ましょう。



***********************************************************************



憶えて、おられますか? 第一章、新谷弘実先生の所で、お茶を、長期に愛用
されてる方の胃相、良くなかったと言う報告を。

家森幸男先生は伝統的な気分から、カスピ海ヨーグルトに茶葉を加えられたの
だと、思います。


きな粉とゴマに、異論は有りません。 でも茶葉は、ワシなら止めます。
みなさんは、どう判断なされますか?



***********************************************************************



家森幸男先生は、また、次のようにも書いておられます。



腸内の悪玉菌は、動物の肉のタンパクが、大好きです。 悪玉菌が肉を分解する
と、いけない物質を産生します。

いわゆる、アンモニア、アミン、インドール、フェノール、硫化水素などです。


アミンは、大腸ガンの原因物質です。 インドールは、膀胱ガンの原因物質と
言われてます。

また、アンモニアは、肝臓で分解されますが、残りが有ると、脳に悪影響を与え
ると、言われてます。



  *       *       *



抗生物質を服用すると、腸内細菌のバランスを崩します。 抗生物質の投与時
には、カスピ海ヨーグルトを同時に頂く事で、それを、ある程度、

防げると思います。 カスピ海ヨーグルトは、善玉菌を助けるからです。



***********************************************************************



つまり肉食は、減らせ。 または食べるな。 と成ります。 でも、グルジア人
は、ゆでて、カスカスにして食べる ・・・  とは言え。

大量の肉を、高齢でも食べてます。 それはしかし、日々の重労働とセットだと
言う条件を、確認しましょう。



  *       *       *



抗生物質ですが、不必要な服用を止める事が、何より大切です。 日本は、抗生
物質の、一大消費国なのです。


医者へ行くと、何かと言えば抗生物質です。 用も無いのに抗生物質です。
薬を処方しないと、医者の儲けに成らないからですが、これが

良くない事、論を待ちません。 普段から抗生物質に親しんでますと、肝心な
場面で、抗生物質が利きません。



抗生物質は、よくよくの時に、一撃必殺で処方するのが、正解なのです。
駄菓子でも与えるように、抗生物質を出す医者からは、

急いで避難しましょう。 特にお子さんをお持ちの方は、肝に銘じて下さい。



***********************************************************************



< 大豆の、素晴しい効果。>


大豆は、肥満を防止し、血中のコレステロールを下げます。
大豆はまた、動脈を強化します。 それにより、

心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化を防止します。 脂肪の蓄積を抑え、肥満しない
身体にします。

大豆には、抗酸化作用も有り、活性酸素を除去します。


大豆の イソフラボンは、女性ホルモンである エストロゲンと、似た働きが有り
血栓の防止、血管壁の保護、血圧の低下に有効です。

また肝臓での、悪玉コレステロールの、処理能力向上にも有効です。 イソフラ
ボンは、骨のカルシュームの維持にも働いて、骨粗しょう症に有効です。



***********************************************************************



< 骨粗しょう症についての注意。>


世の中、骨粗しょう症を、薬や食品で改善しようと言う宣伝で、溢 ( あふ )
れてますが、骨 ( ほね ) と言う物、

力の負加が有るからこそ、硬く、たく ましいのであって、何にもせずに、
薬を飲んでも、効果的と言う食品を食べても、駄目なのです。 それは、


必要が無いからです。 宇宙空間に長期滞在した飛行士は、帰還後永く 骨粗しょ
う症や、バランス感覚に苦しむ事が知られています。

無重力空間では骨なんて、割り箸くらい有れば用が足ります。 ですから、骨の
カルシュームが、どんどん出て行くのです。



宇宙飛行士とは、能力、体力、運動神経が、抜群に優秀な壮年ばかしですよ。
それが、宇宙旅行で骨粗しょう症になるんです。

骨粗しょう症の方、まずは運動です。 骨に、こりゃあ強く成らないと、やって
けねえや。 と、思わせる事が先なのです。


その時、大豆みたいに有効な食品が、カルシュームと一緒に有ると、骨は、強化
され、骨粗しょう症って、何あ〜に?  の人生に成るのです。 



当、く じらの健康食では、カルシュームは海草から摂ります。 牛乳は、飲み
ません。



***********************************************************************



家森幸男先生の、つづき。


大豆に含まれる サポニンは、ガンを防ぎ、血中のコレステロールを抑制し、
活性酸素を中和します。

同じく オリゴ糖は、腸内のビフィズス菌の活性化に働きます。 大豆には、
食物繊維も多く、


常に食卓に登場させたい食品の、筆頭かと、思われます。 新谷先生も、大豆
の効果を、内視鏡の知見から、推奨されています。

大豆食品を、大いに活用しましょう。



***********************************************************************



< 注意 >


家森幸男先生は、ゴマとお茶を、スーパー食材だと、書いておられます。
ゴマは、その通りですが、お茶は、内視鏡での胃相の所見から、? マークが、

点灯です。 く じらの健康食では、お茶を除外します。 お茶は一日に、三杯
までと、して下さい。



または、完全に止めて下さい。 お茶は、胃相を悪くします。 水分の補給なら、
正しい水を、体温より少し温か目 ( 40度以内で ) 飲んで下さい。

家森幸男先生は、ゴマのカルシュームは、牛乳に匹敵すると書かれてますが、
当、く じらの健康食では、牛乳は、幼児期に飲むものだと、しています。


ですから、幼児期では離乳を急がず、長く母乳を続けます。 しかし、ひとた
び離乳したらば、牛乳はもう、飲みません。

乳製品も、用いません。 チーズもバターも、ヨーグルトも乳製品の範疇です。
用いません。 一切、止めて下さい。 嗜好品程度にして下さい。



  *       *       *



家森幸男先生は、お茶にはカテキンが含まれて、解毒作用が有り、食物繊維も
豊富で、ミネラル、ビタミンは C と E が有る。 と ・・・

持ち上げて居られますが、当く じらの健康食では、新谷先生の、お茶の愛好家
の胃相は、良くない ・・・ を採用します。


お茶は、用いません。



***********************************************************************



< 家森先生の長寿食、十ヶ条の検討。>


1 * 塩分は、思い切って控える。

2 * 動物性脂肪を、摂り過ぎない。

3 * 野菜と果物を、たっぷりと。

4 * いろんな食材を、バランス良く。

5 * 毎日、適度な運動を。

6 * 食べ物、食べ方、食べ合せに関心を持つ。

7 * みんなで楽しく食卓を。

8 * 人生を、前向きに生きる。



までは賛成ですが、異論が、二つ有ります。


9 * 牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を毎日食べる・・に反対

10 * 魚、動物の内臓を、日常的に食べる ・・ にも反対



***********************************************************************



< 9 と 10 反対の理由です。>


9 の牛乳以下の乳製品は、新谷弘実先生の内視鏡知見を基に、飲みません。
  食べません。

  理由は単純。 牛乳と乳製品を日常の人、胃相、腸相が良くないからです。



  *       *       *



10 では、大豆も日常的に食べよ ・・・ と、有ります。 これは賛成です。



しかし魚の内臓は、第三章、高橋晄正先生に書きました如く、残留除草剤の汚染
問題から、食べてはいけません。

動物の内臓は、食べて良いのか悪いのか? 今の時点では、ワシ言えません。
常識の範囲で利用して下さい。

のち、文献に会えば追加します。



  *       *       *



家森幸男先生の長寿食、十ヶ条は常識的で、我らにも、理解可能ですが、
他の先生の説と付き合わせると、疑問が生じます。

いずれの箇条にも、少しづつ反論が可能です。 1 の塩分についても、石原結
実先生は、塩の健康効果を力説して、おられます。

少し位、多めの塩は、必要なのだ ・・・ と、言っておられます。 ま、我ら
一日 十グラム以内に、しときましょう。



塩は減らせば良いのか、今のままで良いのか? 迷う所です。 でもね、ワシ、
このストレスフルで、運動不足の現代生活を鑑 ( かんが ) みて、

塩は減らせに、投票したく成ります。 よっぽどの重労働。 製鉄所の作業員
なら、いざ知らず。 坐業が中心の生活なら、塩で元気を付けたりすると、


困るのではないか? とも、思えます。 さて、諸君らは、どっちを採用しま
すか? 最終判断は、のち、書くようにします。



***********************************************************************



< ヨーグルト問題の結語。>


ヨーグルトが、健康に良いのか悪いのか? 迷っちゃいます。 ヨーグルトと
言えば、ロシアの科学者、メチニコフです。

長寿国ブルガリヤの農民達が、ヨーグルトを多食してるのを見て、長寿の原因は
ヨーグルトだ  と、喝破。



自身、ヨーグルトを日常しましたが、別に長生きもせず、七十歳代でこけました。
言葉遊びなら、メチニコフ、六十歳がやっとの人。

七十歳まで生きられたのは、ヨーグルトのお陰だ と、叫ぶ手も有るで
しょう。 でも、それは科学的では有りません。



  *       *       *



ヨーグルトが好物で、日常的に食べてる人の胃相が、案に相違して
良くなかった ・・・ と言う、新谷弘実先生の知見を採用して、ワシは、

ヨーグルトを、用いません。


ヨーグルトを愛用なさって居られる方は、ヨーグルトには乳脂肪の多い事。
再認識下さい。

ご自身の運動量と、ヨーグルト以下の食品からのカロリー量とのバランス。
取れてますか? 自問自答の必要、有ります。



長寿で、ヨーグルトの多食の民族は、例外なく重労働が日常です。 むしろ
我らとしては、ストレスフルで、運動不足の生活の中での、

健康と長寿につながる食事内容をこそ、探求すべきかも知れません。 グルジ
アには、グルジアの生き方が有るのです。



我らと違う生活の民族。 長寿だからと言うて、都合の良い所、スポット的に
摘んで来て、真似しても、大した効果。 出ないと思いますがねえ ・・・

どうなんでしょう?



とにかく、く じらの健康食。 ヨーグルトは使いません。 カスピ海だろうが、
ブルガリヤだろうが、

ヨーグルトは、食べません。 牛乳と、その派生品も、全て除外します。
新谷弘実先生の内視鏡知見が、根拠です。



***********************************************************************



では、ここらで、家森幸男先生のヨーグルトの考察を、幕にします。
家森幸男先生の健康食については、随時、加筆する予定です。

入り口のページへ、お戻り下さい。






*       *       *




< 前のページへ帰る >    *    < さらに奥のページは、まだ >

< 入り口のページへ帰る >

< この本の ホームへ帰る >

< kujila-books ホームページへ帰る >





* 


<  kujila-books.com  >