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< ハングルの新視点 >



我らが普段目にするハングル関連の文章は、ハングルが如何に卓絶した
文字であるか、

こんな素晴しい綴り文字を案出した世宗大王の偉大さよ、と言う文だ。
だがハングルを良く知る人は批判的である。



詳細は本文に譲るとして、ここでは2〜3、別角度からの見方を示す。
その壱はハングルの作られた理由だ。

世に流布の説は偉大なる世宗大王が下々(しもじも)に判る言語をとの
意図から儒学者に命じて作らせたと言うもの。



ところが李佑成(イ・ウソン)の本 < 韓国の歴史像 > を読むと別の
説が書いてある。

世宗の頃、文字は漢文しか無い。 政府が世民に何か伝えようとすれば
漢文である。



世民(良民)層は漢文が読めぬ。 だから政府からの通達は漢文素養を
持つ両班が読み聞かせた。

その頃の世宗、年貢を両班経由で無く、農民(良民)から直接取りた
かったらしい。 だけど漢文の布告では中間の両班、



自分らに都合の悪い布告など農民に伝えるわけが無い。 曲げて読むか
ら政府の通達、一向伝わらぬ。

これを何とかしようと考えた世宗大王、農民が直接に判る文字を求めて
ハングルを創生した。



そんな理由だから両班、そんな文字が流布されたら迷惑す。 中間利得
無く成る。

だから都合良い理由並べて大反対。 当然だ。 自分らの首絞める文字
消すの道理。



かくて世宗の目論見は両班の大反対の前に沈没。 少しは利用されたが
世の形を変えるには程遠し。

当時の教育機関は両班が独占。 とうぜん書院ではハングル、一切教育
されぬ。





日本明治の福沢諭吉、そんな便利な物有るなら利用しない手は無い。
日本の綴り方みたい、漢字とハングルの混用利用はどうかとアイデア。

かくて韓国朝鮮に広まったのである。 ですが例に依りて韓国人、ハン
グル普及の大功労者、福沢諭吉は完全消去。



韓国人の手になるハングル普及史を眺めても諭吉の名、絶対書かぬ。
毎度の事とは申せ、

ホンマに韓国人は、これだから駄目なんだと言いたく成る。



つまり世宗大王のハングルは、年貢を農民から直接にしたい希望からの
作出と李佑成は書くのである。

歴史から明白なように、世宗の意図は両班層の絶対反対で無に帰した。



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あとは本文に書く。 ひとつ付加すると 白鳥庫吉全集の第三巻に、この
ハングルの論文が有る。

韓国人はさながら前例無き無上の新文字と言うが、歴史的に近隣諸国の
文字を眺めると、ハングルはチベット文字に類似す。



チベット文字は蒙古(元)に伝播し、半島が元の支配下だった頃、朝鮮
人もその文字を知り、

世宗大王の時にハングルの参考にされたらしと 白鳥庫吉は言う。 詳細
は本文にする。



それから韓国語の初心者は、日本語と韓国語の類似と近似を感じるそう
だが、白鳥に依れば両者は似て非なんだそうだ。

それから日本の文化はシナから朝鮮半島経由にて日本伝達とされるが、
これどうも私には疑わし。



金寿達など日本の文化は全て韓国からと言うとるが、研究するとどうも
違う。 金寿達は残存する日本の古代建築など見て、

あれも韓これも韓と言うとるが、これも疑わし。 そう言う様式、シナ
から直接ではないのか? 韓国のも同じくシナから直接。



日本の文化や建築様式は半島経由では無い。 そんな歴史記述は間違い
と、今の段階では思う。 研究が進みて間違いと判れば謝罪す。

結果は本文にて詳述す。









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