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< 工事中:隅谷三喜男 >




* 隅谷三喜男(すみや・みきお)




< 隅谷三喜男の本 >



隅谷の本、韓国の経済(岩波新書)は、予測の不的中を指摘されてます
が、隅谷の韓国経済の分析部分は正しい。

それを単純に延長すれば隅谷の予測通り韓国経済は破綻します。 です
が朴正煕が出現して隅谷の予測を覆(くつがえし)ました。



こんな風に人間の意思は経済の必然を変えます。 同じように当然勝つ
筈の戦(いくさ)も、人間の愚かしさで負けたりします。

たとえばミッドウエー戦、シュミレーションすると日本艦隊、負けよう
が無い。 必ず勝つ形(かたち)でしたが日本、負けてます。

関が原の合戦も同じく石田三成側が勝つかたち。 ですが家康の裏工作
で負けました。



隅谷三喜男の予測のハズレは実際が判かってないからです。 韓国は朴
正煕にて、あの発展を実現しました。

朴正煕が出なければ、日本の援助は何処かへ消えたでしょ。 日本は韓
国以外に、フィリピンと南ベトナムにも資金を渡してます。



フィリピンの分は文字通り何処かへ消えました。 南ベトナムの分も
どう成ったのでしょうか? 消えました。

私が言いたいのは北朝鮮へ資金を渡すべき声が有りますが、北朝鮮には
朴正煕が居ません。 たいていその辺へ消えるでしょ。



いつまでもいつまでも金送れと成るでしょ。 北朝鮮へ資金を渡す場合
は、朴正煕みたい人間が、

居るかどうか調査してからでないと、どぶへ捨てたのと同じです。
一過性でおしまい。 また金送れです。

どこまでも金送れです。



     *       *       *



隅谷三喜男の著作は多いですが、さしあたり中公文庫 < 日本の歴史 >
第22巻・大日本帝国の試練、の中の日韓併合の章を扱います。

隅谷のこの本、私はガッカリです。 何ががっかりかと言うと、今と
なっては隅谷の記述、韓国民族史観そのままの

さえずりに過ぎないからです。



隅谷三喜男ほどの碩学(せきがく)なら、超然として日韓史を俯瞰(ふ
かん)した歴史を論述すべきでした。

隅谷は、東京帝国大から満州製鉄と、民間企業の実務を経験してます。
戦後東大ですが、



東大経済へ戻れたと言うことは、隅谷三喜男が共産主義者だったから
です。 隅谷の著述、共産主義の立場が視野を狭窄してます。

もっとも私がそう言えるのは、2014年の地点からであって、日本の敗戦
後、明日にも共産革命が成功しそうな時代では無理です。



あの頃は羽仁五郎とか和田春樹など、中央官庁へ怒鳴り込んだ時は、日
本の共産化を必然として発言しました。

お前ら革命が成功した暁(あかつき)は人民裁判で処刑だぞと、わめい
てたのです。 そんな時代なら上記の私の発言など、

無視されるか馬鹿野郎扱いされるか、どっちかでしょ。



そんな時代だったので超然は無理なんですが、五十年経過して隅谷の歴
史記述、韓国朝鮮民族史観の走狗と見えてしまう。

随所に素人染みた前提から書いている。 要するに日本を扱(こ)き下
ろしてさえいれば、当時の左翼村社会から賛意です。



そんな村の掟(おきて)の中で超然は無理ですが、隅谷三喜男の学識を
見れば、やはり百年後にも、いよいよ輝きを増すよな歴史を

記述しなければいかんのです。 嘘八百、韓国の民族史観を前提の記述
では韓国の犬です。 ワンワン。



それはまた旧軍部の論理と同じです。 2014年の視点からは反日日本人
村のしてること、旧軍部のしてたことと同じです。

ただ裏返し、引っくり返ってるだけ。 オムレツは引っくり返しても、
オムレツです。 類似物です。



それが反日日本人には自覚できない。 旧軍部も自覚しませんでした。
それが日本人の抱える問題です。



     *       *       *



では本文にて隅谷三喜男の諸本を考察します。



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< 追記 >

日本の敗戦直後、マッカーサー米GHQの戦略は、共産主義者に大幅の
自由を与え、日本を台無しにすることでした。

二度とアメリカに敵対できない劣等民族にする。 産業を潰し、農業で
やっとこさ生きてるだけの国家にする目的で、日本弱体化の為に



共産主義者を利用しました。 野に放ちました。 日教組も作りました。
大学には共産主義者をどっと入れました。



ですが日本の共産主義者の著作を見ても、自分達がそんな戦略の道具に
されてたとは誰も書いてません。

反対に日本敗戦から進駐軍が来て監獄から解放された共産主義者たちは
GHQの建物に最敬礼しました。



共産主義者たちはアメリカGHQが、何の為に自分たちを野に放った
のかを考えなかったようです。

その辺が日本の共産主義者の駄目なとこです。 1923年、いわゆる戦前
23年ティーゼ。




あれが何の戦略でモスクワから日本に発っせられたのか、考えた共産主
義者居ません。 その辺が日本共産党のアカンとこです。

つまりモスクワのコミンテルン、日本を馬鹿扱いしたのです。 それを
唯々諾々(いいだくだく)畏(かしこ)まってお受けの

日本共産党だから天下取れぬのです。




これは工事中なので、これ以上の記述はしませんが、日本人、右も左も
アメリカ万歳の右側人士も、真っ赤からピンクまでの共産主義者も、

韓国朝鮮の嘘八百史を嬉しそうに敷衍(ふえん)しとる反日日本人まで、
海外から見たら全て犬です。 ワンワンです。



ここらが我らの考えるべき、日本の民族病理です。



     *       *       *



< さらに >

隅谷三喜男の書いとるもの見ると、これが学者か? 犬では無いのか?
よくこんな、たわけた言説を書けるものだと感心する部分が有ります。

戦後、燃え盛った左翼史観の高揚に載せられたのでしょ。 ですが隅谷
は東京帝大卒後、満州にて実務経験が有ります。

五十年後、私みたい者に批判されるよな本は書くなと申し上げます。



それでなくても日本の学者、学校社会と言う実際と遊離した特殊社会し
か知りません。

隅谷三喜男も賢(かしこ)そうに見えますが、その実、世の中の実際を
知る為の、何かが抜けた人なのでしょう。

つまり英語数学のペーパーテストは高得点でも、社会の動態を見抜く
能力の不足です。



日本、この手の知識人の多いのが難点です。 しかも日本、この手の成
績抜群ながらホントに大事なものの抜けた学校秀才を、

教授教授、言うて有り難がる、度し難き習性が有ります。 この学校秀
才が国を亡ぼすこと、我ら経験済みなのに、

やはり今も有り難がっております。 民族病理です。



では本文にて。









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