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< 工事中:李退渓 >




* 李退渓(イテゲ)
李栗谷(イユルゴクを含む)





< 両大儒が今、生きていても >



李退渓と李栗谷は、韓国人がこと有る毎(ごと)に自慢する大儒だ。
ではありますが、たとい両大儒が今、ご存命であっても、

ノーベル賞の選考対象とは成れません。 両大儒のなされた業績を見れ
ば、それ朱子学を蒸留する作業です。



新しい世界観の創造では無い。 朱子が新規に体系付けた儒学を、より
精緻に、より深く理論付けた業績です。

それが如何に見事であろうと、あくまで他人が立てた業績に依拠(い
きょ)したものです。 独創では無い。 ノーベル賞の対象では無い。



     *     *     *



韓国朝鮮の歴史を眺めて、いかにも日本と違うなあと思わるる点は、
日本だと天台大師が伝法して百年、

法然・親鸞・日蓮・道元等、仏教界を革新するよな新世界観の唱導が、
相次いでるのに、半島からは遂に、その手の新思想、出てない。



朱子学も同じで、朱子学以外は妄説の一語で斬って捨てられた。 それ
でも実学は考究せられたが、あくまで一部の伏流水。

李朝末にはその派の俊才が、政権の中枢へ進み出たとは言え、いかにも
か細い。 刹那的、泡沫的。 手遅れの観、否めぬ。



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本 < オンドル夜話 > なぞ読むと、李退渓の子孫が、いつまでもいつ
までも李退渓、李退渓言うて止まぬので、

黄泉路の李退渓、いい加減にしろと頭かかえるよな笑話を記しておる。
こんな風景、日本には無い。



父親が東大の医学部卒で教授なのに、君は私立の医科大学かあ、ちゅう
て、会う人毎(ごと)に言われて気に病むお子さんなら

私は知っておる。 日本だと先祖が余りに偉大だと、子孫は肩身が狭い。
偉大な先祖を乗り越えない限り、



駄目な子孫、不肖の子孫と見られる。 韓国と真逆だ。 お父さんは出
来た方だった。 君はその息子だ。

がんばりたまえと言う励ましは、日本ではかなり深刻な重荷なんである。
韓国みたいに李退渓のお陰様で、



子々孫々に至るまで巾(はば)が利くのとは真逆だ。 よく日本の文化
を韓国が教えたと言う方に会いますが、

それは建物の外形からの類推。 民族文化では教えたどころか日本と韓
国では反応が逆です。



日本はそんな過去の事を嘘八百史に捏造し、いつまでもいつまでも根に
持つよな民族感情、有りまッせん。



     *     *     *



李退渓と李栗谷の朱子学は、その思想内容より、その社会への動的な作
用力が重要です。 私の見るところ、

韓国の朱子学は国家を変えました。 悪い方へ変えました。 韓国朝鮮
史を研究すれば、高麗中期からの朱子学と、



李朝期からの国教化で、韓国は別種の国家に変化してしまったと思わざ
るを得ません。 朱子学が、かくも深刻に(良くない)作用を

半島にもたらしたことを、韓国の知識人たちは、変化の深刻さ程には考
えて居ないのに、さらに驚きます。



趙景達などは韓国の朱子学を、のどかでうるわしき時代精神だったかの
如くに描いてますが、実際の朱子学は

韓国の常人以下を、あるいは中人以下を、地獄に突き落としたのです。
現代の韓国の知識人は、それを消し去り

李朝末期は、貧しいながらも平和で牧歌的な社会だったかの如く、嘘八
百を並べています。



李退渓と李栗谷の朱子学、そんな嘘に対抗するのに有効で有りません。
それが朱子学の欠陥です。

朱子学は嘘八百史を推進してます。 嘘八百史は気分良いかもしれませ
んが、そんな民族感情の国家は衰微します。 朱子学亡国です。




それはちょうど、マルクス・レーニン主義なら理論的に公害なんぞ起こ
る筈が無いのに、旧ソ連も現代の中華人民共和国も、

深刻な公害で国家が破綻寸前です。 旧ソ連は既に破綻しました。 ち
なみに北朝鮮は公害、大したこと有りません。



公害発生源の産業が、とっくの昔に壊滅したからです。 お陰で公害は
有りませんが国民の生活が成りません。

などなど、李退渓と李栗谷を考察すると現在の韓国朝鮮の姿が二重写し
です。 韓国朝鮮は李朝末に退行する様です。



国民の思想形態は、その国の未来を形成します。 韓国朝鮮の皆さん、
も少し足元を見て下さいと、我ら日本人、言いたくも成ります。









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