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< 工事中:安重根 > * 安重根(アン・ジュングン) |
近現代の朝鮮史、テロ殺が多い。 研究してて、この人は殺さないで欲 しかったと思うのは、伊藤博文と呂運亨(ヨ・ウニョン)だ。 呂は、数カ国語を自在に操る知識人、上海臨時政府の設立にも関わり、 のち半島に帰り、日本時代を実体験しとる。 この実体験が貴重なのだ。 金日成も李承晩も日本時代の朝鮮を見てい ない。 彼らは朝鮮の変化を知らず、外国人に近い。 そして金日成も李承晩も、経済も近代工業科学も何も知らずに国家経営 を担当した。 彼らを研究すると国家の建設と言うよりぶち壊し。 金日成なんぞ北朝鮮へ来た時、朝鮮語が上手く話せなかったそうだ。 そんな人間が北朝鮮を指導した。 呂運亨ですが、1945年8月15日の日本敗戦時、総督府の要請から、治安 維持に関わった。 その他、長生きしとれば近代朝鮮の 生き証人と成ったろうにテロ五回で遂に殺された。 実に残念。 韓 国人の本を見てると、我が国には長老が居ないと嘆いとるが、 居ないのでは無い。 君らが皆(みんな)殺しちゃったのだ。 伊藤博 文もあと十年、生きてて欲しかった。 伊藤が1909年、朝鮮統監を曽禰(そね)に譲った頃、明治憲法の修正 と言う、伊藤にしか出来ない大事業が有ったのだ。 軍を文民統制下に置く大業だ。 明治大帝もご同意されて居た気配。 その大切な時にテロ死。 明治大帝も伊藤の後を追うかの如く大行(崩御)された。 近代日本史 が変れた貴重なチャンス、安重根のテロで潰(ついえ)た。 この意味からも安のテロは非常に残念。 偉人、伊藤博文のご冥福 を祈りつつ、改めてこのテロを非難す。 * * * < 安重根事件の疑問 > 安重根は伊藤博文の暗殺犯とされとりますが、安重根の拳銃弾は伊藤に、 1発も当って無いと言う説が有ります。 本も出てます。 伊藤には三発の銃弾が命中しましたが、いずれも斜め上からの射入(しゃ にゅう)で、安は伊藤と同一平面の、プラットホームからの発射ですから 安の銃弾が伊藤に命中したのなら、その銃弾、水平に射入せねばならん のに、斜め上からである。 しかも安重根が射ったのはブローニング拳銃である。 しかるに伊藤を 射殺したのは、フランス騎兵銃からの銃弾である。 等々。 これから伊藤を射殺した犯人は安重根では無いと言う説です。 さらに 安は拳銃六発発射です。 なのに、この事件の銃弾はそれより多い。 余分の銃弾、何処から来た のかと言う疑問。 反論する者の言い分は、事件は安重根一人の仕業(しわざ)で、そんな ややこし背景は無い ・ ・ ・ ですが、 この論争、可笑しく有りませんか? < 疑問の内訳 > 伊藤博文の一行には医者が居ました。 銃弾を受けた伊藤は直ちに列車 内へ運ばれ、手当てを受けています。 日本人医師が応急手当です。 伊藤に射入した弾丸が水平射入だったか、 斜め上からの射入だったのか、医者の記録は無いのですか? 裁判記録は水平射入、図で示されてます。 だけど反論が出てます。 他の随員も安の銃弾にて脚などに負傷ですが、その弾数は記録されて 無いのですか。 六発なのか多かったのか? 記録が有れば上記の論争、起こりません。 この件は後に調査の上、書 きますが、論争が有る以上、記録されて無いのでしょ。 または記録に信憑性が無い。 だけど裁判では、安重根一人が犯人だった如く処断されてます。 銃弾 の数は安の発射数です。 なのに反論が出るのは 裁判記録が違ってるからでしょうか? 調査して書きます。 いや調査 してもハッキリしないのではと思います。 * * * 当時どんな力学が有ったのでしょうか。 私は(今の時点で何と無くで すが)ロシアをも疑ってる一人です。 プラットホームにはロシア兵が充満でしょ? 安はその脚間から出て来て、拳銃を発射してます。 常識なれば、拳銃 ニ・三発の発射で、安は、ロシア兵の打ち降す銃床か何かで 殴り倒されないとおかしい。 なのに無傷で逮捕されてます。 あんな 場所で拳銃を六発も発射しながら殴られることも無く、 無事に御用とは変じゃ有りませんか。 プラットホームに充満してたロシア兵が、何かを知っていなければ不自 然です。 少なくとも私の見た本には、安が逮捕時に乱暴されて 負傷したとは書いてません。 無事無傷にて逮捕されてます。 * * * 安重根の伊藤博文暗殺は、ケネディー暗殺のオズワルドみたいです。 オズワルドはケネディー暗殺の瞬間、問題ビルの地階にて、 自販機から出したコーヒーを飲んでたそうです。 目撃者も居ます。 暗殺を聞いた瞬間、オズワルドは嵌(は)められたと叫び 逃げ出したそうですが、安重根は覚悟の決まった人の如く、従容として 捕縛されてます。 その後の経過はご承知の通りです。 * * * 1990年代に韓国で使用された高校国史教科書を見ますと安重根を入れて 三名のテロリストの写真が掲載されとります。 もちろん賞賛裏にです。 これでは韓国、これからもテロ横行です。 そんなテロ賞賛国家が、近 代国家として、まっとうな成長、可能かどうか考えてしまいます。 安重根の写真を眺めてると、中身空っぽの人間に見えて来ます。 安と 伊藤の経歴を比較しても、勝負に成りません。 伊藤博文みたい人物は、ちょっとやそっとでは得られ無い。 明治維新 の激動期を実体験し、本物の西郷隆盛や大久保利通や勝海舟等を見。 明治期には、ロシア皇帝ニコライ二世に会い、ロシアの重臣と交渉し、 清の大人物、李鴻章と渡り合い。 ドイツの宰相ビスマルクに例えられ るよな人物です。 ちょっとやそっとで得られる人間では有りません。 それを安重根、ポンと殺しちゃったのだから楽なものです。 テロリストなら私でも成れます。 だけど伊藤博文には成ろうとしても 成れません。 日本にテロリストを義士だ偉人だと賞賛する文化の無いの 大賛成です。 韓国の教科書見てると、この手のテロリストが三名様も、 写真入りで紹介です。 言っては何ですが、あんなテロリスト、偉人じゃ有りません。 テロリ ストなら、我らにでも明日(あした)にでも成れます。 テロリストなんて、カァ〜ッと成れりゃあ直ぐOKです。 だから伊藤博文 の暗殺者は安重根でなくても、余人に代(か)え得(え)ます。 だけど伊藤博文は代わりが見つかりません。 あんな大人物、どうや って調達するのですか。 方法が有りません。 そこを考えたいです。 * * * それにしても近現代の朝鮮史、やたら無造作に殺人が充満。 大院君、 殺してばかり居ると書かれてます。 ミン(門の中に文)妃、この方も殺し殺しの連続です。 金日成、併合 時代の親日本協力者の処刑はともかく、 自分の反対勢力を全粛清。 遂には仲間さえ粛清。 自分に代わり得る 人間は、全て一掃です。 正(まさ)に殺し殺しの歴史です。 近現代の朝鮮史、何か美しいものとして語る史書が有りましたら、嘘本 だと私は言います。 以下は本文にて ・ ・ ・ |
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