*  自分史 製造業系 ( 五十歳までのワシ。 鉄工所三十二年間の想ひ出 )  *   < kujila-books ホームへ帰る >

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第 6 章 * 5 / 7

小松警察署の私兵化問題



< 調停裁判は和解なのだ >



この事件、誰がどう見ても消去である。
少なくとも白江側、
闇から闇へ葬るのが、正しい戦略である。

なのに事務長夫人、白江ユキ氏。
和解成立のその日から、悪口を言い廻った。

白江側から見て、無かった事にすべき問題。
何の考え有りて蒸し返したか?
アホな事されましたなあと、申し上げる。

考えても見よ。旦那の白江俊雄氏。
無資格診療の医師法違反だぞ。
小松警察署刑事課を私用で動かすは豪勢なれど、
これまた犯罪だ。
その他、ここに書けぬ問題も有る。

こんなヤバイ背景を持ちながら、
如何なる考えにて触れ回ったか?
馬鹿な事、されましたなああ 〜 と申し上げとく。
よってこの段。
白江ユキ氏の大口叩(おおぐちたたき)から始まる。

お口の上手は結構なれど、溺れてはいかん。
読者一読、こりゃあ黙ってるべきだと、
了解されるでしょ。

まして相手は物書きの端くれですよ。
明海大学歯学部、歯科医療裁判専門弁護士、言わく。
この世の中で、

物書きほど始末の悪い者は無いッ

んだそうです。
なるほど、なるほど。ワッハッハッ
ですな。
では行きます。




*     *     *




< 故戸田志郎先生との会話 >


調停裁判が結審した次の日だ。 戸田会計の戸田志郎先生、工場へ
来られた。

昨日の裁判では最後、和解書が作られた。 双方の当事者の署名は勿論
なれど。 立会人として、ワシの側は、林又平弁護士が。



白江側は戸田志郎先生が、署名された。 ワシと戸田先生は以前から
の知り合いである。 だけど白江側には弁護士が付いてた。

その弁護士が出席せず、全く予期せぬ戸田先生が来られたので、ワシ、
少々驚いた。



弁護士の代理で、急遽、頼まれた。 にわかに白江側の立会人として
来る事になったそうだ。

こうして調停裁判は結審したのだが、白江ユキ氏。 そのまま戸田会計
へ行ったらしい。 そこでワシの悪口など、言うたらしい。



戸田志郎先生、白江ユキの話に不審を抱き。 この係争が、どう言う
内容か、ワシの言い分を聞きに来られたのだ。

どんな裁判か、内容も知らず。 立会人の署名を、なさるとは、暢気
なものですナ。

嫌味のひとつも出る場面。



ワシ、請われるままに話しました。 するとです。 戸田先生、アハ
ハハハッ  と大笑い。

そりゃ、白江の言ってた話と正反対だと言って、また大笑い。



   *       *       *



戸田先生に依りますと、裁判の後、白江ユキは、そのまま先生と一緒
に戸田会計へ来た。

そこでまず、ワシを糞味噌に貶( けな )して置いて。 本当は、上
級裁判に訴える予定でしたが、



久治良が、許して呉れ。 勘弁して呉れと泣いて頼むので、許して
やったのだと言うた、そうである。

その後、別の方に依れば。 この勘弁して呉れは、ワシが裁判所の床
に土下座して両手を付き、オデコを床にこすりつけ、

許して呉れと泣いて頼んだに エスカレ〜ト した。



ホンマ、よう言うわ。 尾ひれ胸びれとは、この事よ。



   *       *       *



ワシ、土下座に、やや憤然としつつも、当方の言い分、残らず話した。
戸田志郎先生。 再び大笑い。

久治良さんの今のお話は、白江ユキの話と、丸きり反対です。 そう
ですか、そんな事情だったのですかと大感心。



戸田先生いわく。 ま、何ですな。 双方の言い分を聞いてからでな
いと、真相は、判らんものですな。

そうですか ・ ・ ・ そんな裏が有ったのですか。 そりゃ、白江
は黙って居るべきでしょう。 言えば言う程、損する。



そうですか。 そんな裏が有ったのですか。 そりゃ全く知りません
でした ・ ・ ・

と、しんみりされた。



   *       *       *



その後、戸田先生とワシ。 裁判を離れ、四方山( よもやま )の、
よしなき話題と成りました。

ワシ、ふと思い出して、先生の会計事務所の社員を話題にしました。
つい先週の日曜日です。



金沢の街を歩いてましたら、太田敏明さんに会いましたよ。 太田さ
んは奥さんと、ご夫婦で事務所に、お勤めなんですね。

一緒に並んで、楽しそうに歩いてましたよ。 と何気なく言いますと、
戸田先生、身を起こされ。



太田が誰と歩いてたと、お聞きになる。  ほら、先生の事務所で、
彼と並んで仕事してる方ですよ。

仲良さそうに歩いてました。 あの二人、ご夫婦だったのですねと
言うと、



戸田先生、あらかさまに眉を顰( しかめ)られ、そりゃ太田の女房
じゃない。

大田の女房は、今、これですよと、手で妊娠中の仕草。 ワシ、はあ?
と言うしか無い。



てっきり夫婦だと思い、気楽に話題にしてましたら、そうか。 やぶ
蛇だったのかと恐縮。

戸田先生、いよいよ苦し気なお顔に成りながら、ウチの従業員が、
裏で何をしようと、それは各自の自由である。



仕事さえして呉れたら、私は、それで良い。 仕事をキチンとして呉
れたら、裏で何をしようと、

私は文句、言いませんとつぶやきつつも、お顔はいよよ曇り行く。



   *       *       *



それは自己責任であると言いながら、戸田先生の様子が一変。 それ
からの問答たるや、

心、ここに在らずの、トンチンカン。 そのうち急に、ふっと立ち
上がると、



挨拶も無く、事務所から、夢遊病者の如き調子にて、出て行かれた。
それを見送りつつ、ワシ、呆れた。

何じゃい、あれは?



戸田志郎先生。 まさか先生自身も、その女社員と、関係しとるのか
と、ワシ、フト思ってしまった。



   *       *       *



戸田先生の名誉の為に、後日談を挿入す。 十余年後。 ワシ、先生
の事務所へ行ったのだ。

A 文書を渡す為である。 戸田夫人も同席されて居たから、真偽を
聞かれよ。 ワシ、その場で、率直に申し上げた。



先生。 先生もあの女と、出来てたんじゃ無いですか? この不躾な
質問に答えたのは、夫人だった。

絶叫に近い金切り声で、ウチの亭主は、してませんッ



この悲鳴に近い断言に、ワシ、根拠を問うた。 どうして関係して無
いと言えるのかと。

すると戸田夫人、急に、もぞもぞして。 実はウチの亭主。 これな
んですと言うて、握りこぶしを突き出した。



人差し指だけ前に伸ばし、そいつを下へ、だらりと垂す。 ワシ、は
はあ 〜 ?

そいつは、インポって事ですかい?  この時、戸田志郎先生が発言
された。 いえ、わたし、インポじゃ無いです。 腰なんです。

腰痛なんです。



   *       *       *



見られたでしょ。 あそこの机から、こっちの長椅子まで来るのに、
事務机に手を付いて、腰の負担を避けながら、

用心しつつの伝い歩き。 腰が駄目なんです。 だから夜が出来ない。
女を喜ばす事が、出来ないんですと言うて照れ笑いされた。



   *       *       *



戸田夫人。 亭主の弁明には関心を示さず。 ウチの会計事務所は、
社員のふしだらには、厳罰主義で臨んでます。

関係が発覚した瞬間、二人とも即時即刻。 辞めて貰いましたと言う
から、ワシ、反論した。



何を、おっしゃる戸田夫人。 何が厳罰主義ですか。 ワシは一年前。
戸田先生に、二人の関係を伝えてるのですよ。

先生は、その時。 仕事さえ、して呉れれば、裏で何をしようと、そ
りゃ、社員の勝手だと言われました。



一年間、二人の関係を知りつつ、そのままにして居て。 今頃、何が
厳罰主義ですか。

厳罰主義なら、一年前に解雇でしょ。



   *       *       *



ワシがこう言うと、戸田夫人。 手を伸ばして旦那の膝を揺( ゆす )
りつつ、

先生、そんな事、本当に言ったのですか?  と聞く。



戸田志郎先生、両の手を、もみしだきながら、歯を見せて照れ笑い。
しかし何も言わなかった。

ワシ、重ねて言うたった。  先生は確かに、それは社員の自由だと
言われましたぞッ



だけどこの時、戸田夫人が自分の亭主を捕まえて、人前にて先生と言
うたには驚いた。  そんなものでしょうか?

その後、注意して見てるが、自分の亭主を人前で、先生と言う女房に
は、会って無い。



以上は実話である。 戸田夫人は、まだ、ご存命だから、確認したい
向きは、

問い合わせ下さい。



   *       *       *



ここでは白江ユキ氏が、裁判終了のその日に戸田会計へ行き。 戸田
志郎先生に、都合の良き話をした事、記憶されたし。

これは調停裁判の和解書の合意に、反した行為である。 裁判が和解
した、正にその日に、

相手方の悪口を言うて居るのだ。



   *       *       *



次は A 書店の婆さんを見る。 小松市の読書家なら、A 書店の名を聞
いて、青春の想い出が蘇るかも知れぬ。

そんな書店である。 今の若い人は知らない。 A 書店は最初、東町
( ひがしちょう )なる、お寺通りの端っ子に在った。



たった八畳間の広さ。 細長い小さいお店から出発したのだ。 ゴホ
ゴホと悪い咳( せき )する爺さんが、初代の書店主だった。

小松市には大きな書店が幾つも在ったのに、我ら読書家、何故か A 書
店を愛用した。



ワシなど、ポケットにお金が有れば、A 書店に行って本を買った。
この本の第四章で紹介した 勝山清次君( 現・京都大学大学院教授 )

だとか、宮本一正君( 現・高崎健康福祉大学教授 )などなど。
文字通り、A 書店に入り浸ってたものだ。



我ら小松の団塊世代には、 A 書店は青春の場所、そのものだった。
だから以下の記述は、取り分け遺憾なのだ。

これでは A 書店の倒産も必至だと言いたくも成る。 色んな意味で、
残念ではある。



   *       *       *



二代目の時に、小松市八日市通りなる、市内一番の商店街に移転した
A 書店は、押しも押されもせぬ、

小松市一番の書店へと成長した。



ワシ、忘れもせん。 二代目のご主人、新刊本を書棚に並べながら、
嬉しくて嬉しくて鼻歌まじり、

自然に笑みが、こぼれてしまうお姿を ・ ・ ・



書棚の通路では、三代目の坊や。 三輪車で店の中を駆け回ってた。
あの時が、A 書店の絶頂期だったかも知れぬ。

程なく二代目のご主人、四十代なのに病を得て早世。 共同経営者だっ
た実弟が、しばらくお店を見てたが。



やがて成人した三代目の息子に、店を渡したのである。 この三代目。
本章に出る、白江一也氏と同級である。

その縁だろうか、白江ユキ氏は、A 書店を知っていた。 加えるに
二代目夫人。 PTA の有名なる顔役だったから、なお更だ。



白江ユキ氏、裁判の後。 そんな A 書店へわざわざ出向いて、婆さん
に、ワシの悪口を言うたらしい。

この A 書店の婆さん、ワシの祖母と幼馴染。 そうなりゃ当然、白江
ユキが、こんな話をしに来ましたと報告する。



さすればワシの祖母、噂話は三度の飯より好きな婆さんだったから。
白江が、あんたさんの悪口を、A 書店の婆々に言いに来たと、

ワシに教えるわナ。




それを聞けば、ワシ。 白江ユキは、わざわざ、A 書店まで行き、悪
口を言うたのかいなと成りますがな。 怒りが湧きますがナ。

合意条項を破り。 約束事項に違反した損害賠償ものです。



   *       *       *



世の中とは皮肉なものですナ。 ワシがこの話を耳にして、この野郎
とつぶやいた、半年後です。

A 書店は倒産しました。 白江ユキが悪口を言いに行ったのと A 書店
の倒産は、偶然の一致でしょうが、

符合の見事さに、因果関係を感じました。




A 書店の婆さんは、亡き爺さんと共に書店を立ち上げて、最後。 自
分の手で潰した様なものです。

倒産の原因については、或る方から聞きましたが、ワシには、それは
単なる表面現象としか思えず。



ワシの悪口を白江ユキから、吹き込まれた事が、倒産の真の原因だっ
たと、今でも思ってます。

我らの青春時代の象徴だった A 書店。 こんな馬鹿気た終わり方で
幕を閉じました。 実に詰まらん終わり方でした。



   *       *       *



ワシなど、当時の給料のほぼ全額。  A 書店に、つぎ込んでました。
ですから、A 書店には、特別の思い入れが有りました。

その A 書店に、白江ユキが行き、婆さんにワシの悪口を吹き込み。
揚句の倒産ですから、ある意味、不愉快な倒産では有りました。



同じ倒産するなら、もうちょっと別の仕方、選んで欲しかったですナ。



   *       *       *



さて次ですが、白江ユキ氏は自宅で、和裁教室を開いてました。 小
松市内の娘さん。 和服の縫い方を学びに通ってました。

小松市、犬丸( いぬまる )と言う町からも、一人の娘さんが通って
ました。



白江ユキ氏、その和裁教室で、この娘さんにも、ワシの悪口を言った
ようです。

犬丸には、ワシの親戚の、太田なる家が有ります。 太田昌明氏は建
築設計技師ですが、そのお母さん。

ワシの母の実兄の嫁と、姉妹です。



太田氏のお隣さんは、小松市の市長を二期、勤められた、竹田又男氏
のご自宅。

犬丸と言う町。 戸数、わずか二十戸前後。 小松市郊外の、広大な
る田んぼの中の、浮島みたい村です。



しかしこの犬丸には、想い出が有ります。 小松高校でした。 同級
生に森川外志子さん( 旧姓 )なる、ごつい別嬪が居ましてな。

小松高校、第十九期の花でした。



だもんで、犬丸と聞くと。 或る意味、我ら、胸キュンなんすよ。
青春の甘酸っぱい想い出が、蘇( よみがえ )って来る。



   *       *       *



白江ユキ氏の和裁塾で、ワシの悪口を吹き込まれた、この犬丸の娘さ
ん。 当然ながら、取るもの取り敢えず、

ワシの親戚の太田家へ注進です。



太田氏のお母さん、愛称が放送局。 ワシの母の実兄の嫁は、太田氏
のお母さんの姉ですが、愛称、これまた放送局。

姉妹で同じ愛称とは、愉快ですナ。



そんな方に、そんな話をすれば、どう成るか?  考えるまでも無い
でしょ。  放送局に原稿を持ち込んだ様なもの。

得たりや応( おう )とばかり、放送局の本領発揮。 派手に、あち
こち回られたらしい。

たちまちワシの所へ電話です。



久治良さん大変ですよ。 太田さんのお母さんが、あなたの悪口、
言い廻ってますよ。

こんな電話。 一度ならず、二度まで頂きました。 極めて優秀な
放送局ですナ。



白江との調停裁判の和解書を見ますと、当事者は今後。 相互に人格
を傷付けるような言動をしない。 と有ります。

ワシと白江側、双方の立会人共々、合意して署名したのですから、法
的な拘束力が有ります。



白江ユキ氏の言動、この合意に、違反してませんか?  損害賠償の
事案です。

どうしたものかと、ワシ、考えました。 それで、この裁判の全体を
文書化し、コピーして、関係者に配布しました。



飽くまで関係者のみですから誤解無く。 この文書は、以下、A 文書
と呼びましょう。



   *       *       *



A 文書の宛先は、広崎外科病院の広崎大三郎医師でした。 先生に語
り掛ける形式。

ですから真っ先に配布したのも、大三郎先生でした。 白江俊雄ユキ
夫妻にも、当然配布。



内容が内容ですから、他は、この裁判の当事者だけに配布。 関係の
無い人に見せれば、文句無く名誉毀損です。

用心して、関係者だけに見せました。



この第六章は、ウエブで公開してますから、A 文書をそのまま出す事、
成りません。

法的に許される範囲に限定して、書いてます。 それでも仲々の内容
です。



   *       *       *



反響は凄かったです。 すぐさま白江俊雄氏、ワシの実家へ怒鳴り込
んで来ました。

名誉毀損で訴えると、息巻いて行ったそうです。



母が仰天しましてな。 すぐさま工場のワシへ電話。 ワシ、間髪置
かず、広崎外科病院へ電話。

白江さん、ワシは工場でっせ。 母しか居ない自宅へ行って、どうす
るのですか?



名誉毀損罪で訴えると言ったそうですが、名誉毀損は親告罪です。
警察へ行って、毀損されたと親告しないと、警察は動きません。

警察へは何時( いつ )行くのですか?  出来るだけ早く行って
下さい。 何なら今から行ったらどうですか?



ワシが、ここまで言うと、白江俊雄氏。 意味不明の言葉、わあああ
あ〜ッ と喚( わめ )いて、電話ガチャン。

切れて仕舞いました。



   *       *       *



それから三日待ちましたが、警察から何も言うて来ません。 ワシ、
期待して待ってたのに、音沙汰無しです。

四日目。 しびれ切らして広崎外科病院へ電話しました。 白江さん、
何してるんですか?



名誉毀損、なんでしょ?  待てど暮らせど、何も起こらないじゃ
無いですか。 どうしたのですか?

早く警察へ行き、訴えて下さい。 イライラするじゃないですか。



ま、こんな電話するよな 仁( じん )。 只者で無いと言うか、普通
じゃ御座んせんわな。

白江氏、今すぐ訴えてやるから待ってろッ   と叫ぶや、
またもや電話ガチャン。 叩き付けるよな調子。



それでも結局、何事も無し。 白江ユキ氏の悪口も、ワシの反撃に懲
りたのか、聞かなく成りました。

その後です。 母が、何処かで聞いたのでしょ。 白江ユキ氏が、こ
れまで、隠しに隠して来た家の秘密。



久治良に、全部書かれてしまったと悔し涙を流し。 許され無い事だ
と言うたそうですが、そりゃあ変ですよ。

白江ユキ氏が、ワシの悪口を言い廻るから、反撃として A 文書を
書いたのです。



調停裁判の和解書の如くに、白江側が、相手の名誉を毀損するよな言
動を慎んでおれば、

A 文書は不要です。 白江がワシの悪口を言い回ったから、反撃とし
て A 文書が書かれたのです。



白江ユキ氏には、そう言う客観性が欠けてますよ。



   *       *       *



さてご主人の白江俊雄氏は、広崎外科病院の事務長でしたが、ユキ夫
人も自宅にて、和裁教室を開いていた事。

改めて紹介します。



和裁教室とは、和服の縫い方を学びに、若い娘さんなどが多く来る所。

そんな教室を開いてる方が、誰かの悪口を生徒さんに吹き込むとは
何事かと、まず、申し上げたい。



実は白江ユキ氏。 以前から、この手の言動の、多い方です。
ある時でした。 ユキ氏、ワシを捕まえて。

あなたの親戚には、同棲してた者が居ますと言う。 当時 A なる娘
さん。 ユキ氏の和裁教室に通ってました。



その娘が学生時代。 同棲してたとワシに言うのです。 A 子ちゃん
は、あなたの親戚ですと言うから、

ワシ、A 子を知らないので。 べらぼうめ、ワシの親戚にそんな不埒
( ふらち )な娘は居ないッ



と言い返しました。 するとユキ氏、呆( あき )れ顔で口あんぐり。

あなたは自分の親戚も知ら無いのかと言うから。 そんな同棲するよ
な娘。 ワシの親戚には居らんと言ってやりました。



白江ユキ氏、いよいよ呆れたと言う顔で、ワシを見てました。



   *       *       *



気になるので、ワシ、家に帰るや母に、この件を話しました。
母は、その娘さんは、ワシの祖父の伊義( いよし )爺さんの

兄弟の孫娘だと教えて呉れました。



なるほど、それなら親戚の子だなと、妙に感心しましたが、この本の
第二章、久治良家の遺産相続戦争に書いた如く。

遺産相続で喧嘩して、祖父は弟と、義絶しました。 ワシ、この時
初めて、そんな親戚が居るのを知りました。



それにしても、ですよ。 自分の和裁教室に生徒で通ってる娘の、過
去に同棲してたなどと、聞きもせぬのに語るとは、

和裁教室の先生として、如何( いかが )なものかと思うのです。



実はこの時、白江ユキ氏。 ワシの従兄弟の名も挙げて、あの人も同
棲してましたと言う。

これは知ってました。 本人同士は結婚の積り。 だけど親が反対し
て、今は別の女と結婚しています。



だけど、そんな事。 何の為に言うのですか。 あなたの親戚には、
同棲してた者が、ふたりも居ると言うて、

何の功徳が有るのですか?



白江ユキ氏は、和裁塾の経営者ではないですか。 見識に悖( もとる )
言動じゃ無いですか?

こう言う下地が有ったればこそ、調停裁判の結審の、その瞬間から、
相手方の悪口だったのです。

むべなるかな ・ ・ ・ ですナ。



   *       *       *



穿( ほじくれ )ば、まだまだ有ります。 やはり和裁教室の生徒で
した。 安宅町から通う娘さんでした。

安宅とは、歌舞伎十八番。 弁慶・富樫の勧進帳の、あの安宅です。
白江夫妻は商売柄、仲人の機会が多い。



その安宅からの娘さん、人柄は良いけど、器量が悪い。 だから見合
いしても、話が決まらない。

言うて、白江夫妻。 頬っぺたを手で、ホタホタと打ちながら、これ
が駄目ですからねえ 〜 と声を上げて大笑い。



ワシ、傍に居て、その、ていたらくを眺めながら。 その笑いは、良
く無いのをを 〜 と、

興醒めた記憶、有ります。



   *       *       *



こう言う具合ですから、教室の若い娘に平気で、ワシの悪口を言えた
のでしょ。

犬丸町の娘さん。 自宅に帰るや、早速、ワシの親戚の太田氏のお母
さんへ、御注進、御注進。



太田氏のお母さんは、名にし負う、放送局ですから。 こんな餌を与
えられては、ジッと出来ない。

本領を発揮されて、あちこち触れて回られた。 それでワシ、 A 文書
を、一部持参して、犬丸町の太田昌明氏宅へ、伺いました。



お隣が、元小松市長の竹田又男氏の自宅だったので、チョイ、驚きつ
つも、太田氏宅に案内を請えば、

お母さん運良く、ご不在。 息子さんが建築設計士の太田氏。 ワシ
を応接間に案内です。



そこでワシ、 A 文書をお渡しし、事情を話し、お母さんに宜しくと
言うて帰って来ました。

太田昌明氏は事情を知らず、ただただ驚くのみ。 母が帰りましたら、
事実を確認の上、善処致します言うて謝罪されました。



   *       *      *



次の日です。 太田氏のお母さんから電話。 わたしは決っして、
あなたの悪口を言い回ったのでは無い。

わたしは、聞いた事が事実かどうか、確認の為に聞いて歩いただけで
すと、涙ながらに弁明です。



ワシ、やや呆れましてな。 それを言い触らして歩く、言うのですよ。
息子さんに渡した A 文書を見たでしょ。

白江と悪口合戦なら、こっちの勝ちです。 こんな裏の有る白江夫妻
が、良くもまあ悪口したなと、感心しとるのです。



太田さん、ワシの悪口を伝えに来た娘さんにも、 A 文書を見せて
下さい。

それを読めば白江ユキ氏、果たして和裁教室なんか開いて、娘さんに
教える資格が有るのかさえ、疑問です。

反論、有りますか?



ワシが、これだけ言うと、太田さんのお母さん。 ただただ泣き濡れ
て、わたしは決っして、

あなたの悪口を言い触らしたのでは無い。 誤解しないで欲しいを、
際限無く繰り返すのでした。



   *       *       *



実は太田氏のお母さん、二ヶ月前に大手術。 お腹の横に人工肛門を
付けて、糞便を、そこから出す毎日。

電話の 一ヵ月後でした。 病気が再発して不帰の方と成られました。



死の一ヶ月前に、あんな電話です。 どんな死に方をされたのかと、
心配になります。



   *       *       *



この経緯を、つらつら思うに、白江ユキ氏の言動。 どう見ても良く
ない。 ご自身の和裁教室の生徒さんに、

悪口等、吹き込んではいけない。 生徒さんは、犬丸町から来てる娘
さん以外にも居たでしょ。



そんな若い女の子に、悪口を吹き込む行為。 毒を与える様なもので
す。  和裁教室の先生、失格ですぞ。

常識から言うても、すべき行為では無いでしょ。 見識的にも、常識
的にも、外れてます。



裁判で、思う様に勝てなかった。 その腹いせでしょうが。 今から
見ても、子供染みた詰まらん行為です。

その結果が、この第六章です。



   *       *       *



白江側は、戦略を間違えてます。  ワシは母の過干渉に音( ね )
を上げて、自殺を予定してたのです。

白江との裁判中でさえ、これが決着したら身辺を整理して、どこか静
かな場所で、決着を着けようと考えてたのです。



そんな人間を攻撃して、どうするのですか?  あんたが攻撃した
ばかりに。 ワシ、死に損ねたやないかッ

と文句のひとつも出るじゃないですか。



   *       *       *



放っとけば良かったのです。 放っとけば母親が追い詰めて、立派に
殺して呉れたのです。

白江俊雄ユキ夫妻は指一本、動かさなくて良かった。 眺めてりゃ勝
てたのです。



裁判中、白江らが、この手を、何故、使わないのか不思議で仕方あり
ませんでした。

真空斬りですよ。 眉ひとつ、指一本、動かさずにワシを殺せたの
です。



白江夫妻が猛攻撃して呉れたので、ワシ、死ぬのを中止です。 裁判
が終り、和解が成立しても悪口でしょ。

よくよく下手糞な勝負師だなと思いました。 余計な事するから、
こっちも負けては居れぬと、死を返上して、


頑張ってしまったやないかッ


と文句のひとつも出ます。



   *       *       *



さて、次のペ〜ジでは、白江俊雄ユキ夫妻の裏面を書いて見る。 裏
側から見た夫婦の実像です。

表面から見た白江夫妻とは、一線を画します。



白江夫妻と親交を持たれる方々は、是非、参考に、されたし。 興味
有る裏面では、あります。



白江俊雄ユキ夫妻の、裏側から見た姿も、ワシには、如何かと思う。
小松警察署刑事課を、私用で動かした程の方だ。

この程度は、想定の範囲内でしょうが。 少なくとも普通の夫婦では
ありませんナ。



もっとも小松警察の刑事課を、私用で使うよな方ですから、こんなの
当然かも知れませんが ・ ・ ・



では次ペ〜ジにて、ワシがこの眼で実見した、白江俊雄ユキ夫妻の裏
面を、見て行きましょう。

なるほど、刑事課を私用で動かすだけの事は有ると、正直思えます。



   *       *       *



では次段にて。









*       *       *


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