*  自分史 製造業系 ( 五十歳までのワシ。 鉄工所三十二年間の想ひ出 )  *   < kujila-books ホームへ帰る >

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第 6 章  *  3 / 7

石川県警・小松警察署刑事課の私兵化問題



< 裁判,裁判,裁判だ >



談判は決裂して裁判が始った。
白江ユキ氏、その頃、小松警察署刑事課へ通い、
水島氏が石川県に来れない様に画策してた。
これ警察の違法行為であるが、詳細は次段にて扱う。

裁判が始まると中谷紀子調停員の、
調停員には、あるまじき態度。
当方依頼の 林又平弁護士の態度一変。
最終的には和解で結審なれど、
軍配、白江側に挙がったと言わざるを得ぬ。
つまりワシ、負けたのだ。

この優勢こそ、白江夫妻のいわゆる、
わたし達には力が有るッ
って事なんでしょうが、これ問題ですぞ。
違法を含みます。

白江夫妻に依れば、嘘も違法も悪事では無い。
悪事とは力の無い事である。力さえ有れば、
人殺し、してても助けて貰える。だそうですから、
悪い事した意識、皆無でしょ。ただ残念ながら、
ワシの不屈が、誤算でした。

*   *   *

この章は白江俊雄ユキ夫妻に通知済みですので、
要らざる心配は、ご無用に。反論、待機中です。

反論が来ればここに併記します。
ではワシサイドからの記述、以下に述べます。


*     *     *




< 裁判が開始された >



談判は決裂した。 こうなりゃ裁判だ。 ワシ、林又平なる弁護士の
門を叩いた。

林弁護士、既に故人である。 氏は大変な読書家であられた。 我ら
小松市民。 市立図書館にて先生寄贈の本を見る。

蔵書印にて、先生の寄贈を知る。



林先生、ワシに、こう言われた。 君は法律、言うものを全く知らん。
こんな事例が何で調停裁判か。

調停裁判は止めて、ハナから本裁判にしなさい。 本裁判で訴えなさい。
調停裁判に、なぜ固執するか理解出来ない。



順序として、だと?  そりゃ素人考えだ。 意味が無い。 爾来、
林又平先生、ワシの顔さえ見れば、 

本裁判にしなさい。 本裁判にしなさい。 本裁判にしなさいと、耳
にタコだった。



君は世間を知らないを、何百回も言われた。 ワシ、いささか食傷
気味だった。

所がだ。 ある時点から先生の言う事、真逆に変化。 顔さえ見れば
本裁判にしろ、だったのが、和解しろに代わった。




相手が和解を言うとるのだ。 和解に応じないとは何事か、本裁判な
ど、してはいかんと、ワシを、なじりまでした。

こう言う変化、弁護士への信頼感を損なう。



   *       *       *



昨日まで本裁判で訴えろ。 本裁判で訴えろだったのが、ある日から
突然、裁判はするな。

和解に応じろと、叱るが如くに言い出すのだ。 何が林又平先生を、
かくまで変化させたのか?



この調停裁判と同時進行に、小松警察署刑事課では、ワシに証拠物件
を呉れた水島氏を、取り調べてた。

( 水島氏に依ればだが )発言は許されず、ただもう調書に署名しろ
の、脅迫染( じ )みた取調べ。

署名するや、石川県へは二度と来るなと念を押されて、放免だったそ
うな。




水島氏に石川県に来られて、裁判で証言されると、白江側の虚構は崩
れる。 裁判に負けてしまう。

水島氏の証言は困る。 来県を絶対に阻止したいのは、当然である。
だけど警察の刑事課を使い、石川県に来れなくするなど、



やり方が大胆過ぎる。 それを請け負うた小松警察署刑事課も、どう
かしてる。

公務員に有るまじき、違法行為だ。 懲戒免職に該当する。



   *       *       *



これを見ても白江ユキ氏、只者では無い。 警察の刑事課を私用で使
うなど、並の神経と実力では不可能だ。

それを見事、実行したのだから、社会的な力( ちから )、豪腕とも
言うべし。



但( ただし )これ、違法です。 これに呼応した刑事課の中心人物、
懲戒免職です。

なのに処罰されていない。 出ても居ない家宅捜索令状にて四時間、
写真を出せとワシを吊るし上げた M など、



事も有ろうか穴水警察署の署長に昇進。 石川県警人事課殿、モラル
大丈夫?

心配です。



   *       *       *



白江夫妻、小松の有力者へ年三回。 年間合計六万円以上の贈り物を、
してるだけの事、有ります。

警察署の刑事課を私用で使うなど、普通の市民感覚では無理です。
普通の感覚の人、出来ても、恐くて、しないでしょ。



それを、ためらいも無く実行ですから、白江俊雄ユキ夫妻、確かに力
が有ると、言わずんばなりません。

時の刑事課長を使い、ワシから証拠写真を、出ても居ない家宅捜索令状
で取ろうとしたのですから、大変な力です。



一体どんな力学にて、M はそんなヤバイ橋を渡ったのか? 刑事課長
に、そんなヤバイ橋を渡らせた白江ユキ氏、

どんな反対給付を提示したのか? とにかく只者では無いです。



しかし問題がひとつ有りました。 相手がワシみたい、奇人変人で無
ければ良かったのです。

恐怖で泣き寝入りする様な、普通の相手だったら良かったのに。 こ
んな文章を、ウエブで公開するよな人間だったのが不運でした。



   *       *       *



白江夫妻、よくよく ワシを見損なったと言えます。 こうなるとワシ
も又、只者じゃ御座んせんですナ。

警察署の刑事課を私兵にするよな白江夫妻と、好一対( いっつい )
と言えます。



ここでの教訓は、相手が何者であるかを、良く見極めてから戦( いく
さ )しないと、

間違ってワシみたい、奇怪( きっかい )なる人間を相手にすると、
大変な事に成るって事です。



さて調停裁判です。 これまた、不可思議なる裁判でした。 こんな
調停員が、絶滅を免れて、日本に生存してたのです。

記録を残す価値、大いに有ります。 そう言う調停員の裁判でした。



   *       *       *



< 中谷紀子調停員の態度は正しいか? >


ワシ、二十歳で、本裁判を経験した。 本裁判はこの一回なれど、調
停裁判なら四回、経験した。

白江俊雄一家との調停裁判は、三十歳の時である。 調停裁判の最初
だった。 以後、十年置きに裁判したから、



我が身を、いささか心配す。 この本の第二章にて、ワシの祖母の
実父の、裁判人生を書きました。

その方、二十歳より七十余歳の没年まで、切れ目無しの裁判人生。
その方と似てるかと心配します。



   *       *       *



調停裁判の調停員は、二名です。 ワシの過去四回の調停裁判は、三
回目まで、男女一名づつでしたから、

てっきり、そんなものかと思ってましたら、四回目は男ばかりだった
ので驚きました。



男女一名づつ、など言う規則は無いそうです。 ヘェ 〜 ッ 本当です
かと、驚きました。



   *       *       *



さて、今回の調停裁判。 相手方、事務長夫人の白江ユキ氏が出席。
弁護士は付かず。 お一人様でした。

当方、ワシと林又平弁護士の二名です。 ちなみに、この裁判の申立
人( 原告みたいもの )はワシですから、

白江側は相手方と成ります。 本裁判の様に、原告、被告とは言いま
せん。




裁判に出たのは事務長夫人のユキ氏で、旦那の白江俊雄氏、広崎外科
病院で事務長のお仕事。

次段でも書きますが、小松警察署の刑事課へ行ったのもユキ氏です。
旦那、病院でお仕事。




ワシ、これに、ややムッとしつつも、裁判は始まった。  双方、言
い分を調停員に述べる。

ワシも順番が来て、言い分を述べた。 するとです。 中谷紀子( の
りこ )調停員。 早くも奇怪なる反応。



   *       *       *



ワシが言い分を述べると、中谷調停員。 でもあなた、それを認めた
のでしょ ・ ・ ・ と申す。

ワシ、しばし唖然とした。




認めるわけが無い。 認めれば裁判などしてないです。  認めない
から裁判しとるのです。




すると中谷調停員、いえ、あなたは認めたと言いました。 わたし、
確かに聞きましたと言う。

ワシ、いよいよ唖然とし、色を成して言うたった。 認めるわけが無
いでしょ。 認め無いから、ここへ出てるのですッ



しかし中谷紀子調停員、あなたは認めたと言いました。 わたし確か
に聞きました。 あなたは認めたと言いましたを譲らない。

こんな変な調停員、有りますか? 冗談じゃ無い。 開いた口が塞が
らぬとは、こんなのを言う。



   *       *       *



もうひとりの調停員・山谷進弥氏、呆れてしまい。 ちょっとちょっ
と、あなた、そりゃ可笑( おかし )いですよ。

あなたの言ってる事、善く無いです。 と中谷調停員を、たしなめた。
するとどうだ。 中谷紀子調停員、身体を椅子の上で半回転。



横向きに成り、山谷調停員に背中を向けてしまった。 ワシ馬鹿馬鹿
しいので、女調停員は無視。

山谷進弥調停員のみに、言い分を述べた。



すると、どうだ、ワシが言い分を述べ終わると同時に中谷調停員。
椅子の上で身体を半回転して、こっち向き。

でもあなた、それを認めたのでしょ。



ワシ、声を荒げて、調停員( 中谷紀子氏 )に言うたった。 馬鹿
野郎ッ

認めるわけが無いだろッ





認め無いから裁判で訴えとるのだッ
認めとりゃ訴えるかッ

テメ 〜 は馬鹿かッ



すると中谷調停員、色を成してワシに喰って掛かった。 馬鹿とは
何事ですか。 許しません。

謝りなさい。 謝りなさい。  謝りなさいいッ




ワシ、この時より、女調停員( 中谷紀子氏 )をいよいよ無視。 男
調停員( 山谷進弥氏 )のみを相手に、言い分を述べた。

だけど要所に来る度に、女調停員、割り込んで来て。 あなた、それ
を、認めたのでしょ。



あなたが認めたと言うの、わたし確かに聞きました。 と、こうだ。
ワシ、頭を抱えた。



   *       *       *



これはもう裁判では無い。 中谷紀子調停員は、白江側の言い分を
全て正しいとし、

ワシの言い分、全て出鱈目として扱うのだから、これはもう、正常な
裁判では無い。



山谷進弥調停員が、何度たしなめようと聞かない。 あまりの事に、
ワシ、唖然とした。

こんな裁判、有って良いのか? こんな女を調停員に選んだ者に、責
任は無いのか?



小松裁判所の見識が問われる。 ったく、話に成らぬ調停裁判だった。
裁判所の方に質( ただす )と、

罰則は無し。 文句有れば上級裁判所へ訴えれば良いとの事。 でも
ねえ、こんな人間を調停員にしてはいかんです。

選任者の見識が疑わる。



   *       *       *



< ポラロイド写真の偽造は可能か? >


最近のデジタル写真、全て偽造に近い。 ワシみたい、顔色悪く、貧相
なるじじいも、デジタル処理で若者まがい、ピンクの肌。 福相と成る。

これデジタルの偽造である。 偽造と言わず、修正と呼ぶそうだが、
やっぱ偽造だ。



デジタル写真の偽造と修正、簡単至極。 顔を造り変えるなんて事も、
お茶の子さいさい。

皺( しわ )を消す。 人物を消す。 二枚の写真を合成す。 デジ
タル処理なら、いと容易( たやす )い。



だけどワシの提出した証拠写真、ポラロイドだぜ。 ポラロイドの偽
造なんて存在するのか?

どうやって偽造する? 知ってる方が居られたら教えて呉れ。 ワシ
の聞いた範囲では、不可能だった。



   *       *       *



ワシ、この裁判に、水島氏から渡された写真を、有力な証拠物件とし
て提出した。

中谷紀子調停員、ワシの出した写真。 汚い物である如く、白い目で
一瞥( いちべつ )。  おっしゃられた。



その写真、偽造なんでしょ。  偽造写真?  ワシ、瞬間、言葉を
失った。

中谷調停員、さらに、それ偽造なんでしょ。 さっきあなた、これは
偽造だと言いました。 わたし確かに聞きましたと、のたもう。



ワシ、色を成して言い返した。 これはポラロイド写真ですぞ。 ポ
ラロイド写真を、どうやって偽造ですか?

普通の写真ならイザ知らず、ポラロイド写真、どうやって偽造するの
ですか?



中谷紀子調停員、うそぶく様に繰り返した。 でも、あなたはさっき、
これは偽造だと言ったじゃありませんか。

ワシ、声が荒んで来た。 自分の提出する写真を、これは偽造ですと
言うて出す馬鹿、何処に居ますかッ



偽造写真なら、証拠として提出しませんッ  この写真は
水島氏から譲って頂いた物です。

そのままに提出しとります。 第一、ポラロイド写真で、どうやって
偽造するのですか?  教えて下さいッ



   *       *       *



ワシが、かく言う間、中谷調停員は顔を背( そむけ )て聞かない振
り。 視線は斜め上だ。

ワシ、怒りを顕( あらわ )にして言うたった。 さっきから聞いて
ますと調停員は、ワシの言う事、全部、嘘とされる。



白江側の言う事、全て正しいとされてますが、それ、調停員として、
不正では無いですか?

この写真が偽造だというなら、ポラロイドで、どうやって偽造するの
か、それをまず教えて下さい。



ポラロイド写真に、偽造は、無いのですッ



中谷紀子調停員、ワシの激高した声に、あざ笑うかの如く言うのだっ
た。

だってあなたが自分で、この写真は偽造だと言ったじゃありませんか。





ワシは、そんな事、言うておりまッせん






いいえ、言いました
わたし聞きました

確かに聞きましたッ




こんな調停員では、裁判に成らない。 横に座っておられた山谷進弥
調停員、余りの馬鹿馬鹿しさに呆れつつ。

ちょっと、ちょっと、中谷さん、それ余りですよ。 偽造なんかされ
てませんよ。 ポラロイド写真に偽造なんて無いですよ。



そんな調子じゃ、あなたは白江側に肩入れしてると言われても、弁解
出来ないですよ。

ワシ、中谷紀子調停員を完全に無視、以後は山谷調停員とだけ話す様
にした。 だけど駄目なんだナ。



肝心の所へ来るだろ。 横から中谷紀子調停員、くちばしを入れる。
でもあなた、それを認めたのでしょ。 と、こうだ。

ワシに、かく言う時の中谷調停員。 照れ笑い浮かべつつ、顔はこっ
ち向きなのに、視線はあらぬ方( かた )。 斜め上。

珍妙な顔だったよ。



ワシが何か言う度。 横向きの中谷調停員、こっち向きに成り、でも
あなた、さっき、それを認めたと言ったじゃないですか。

と言う。 わたし、この耳で、ちゃんと、あなたが認めると言うの、
聞きましたと、そればかりだ。



そんな事、言った覚え、有りまッせん



ワシが声を荒げれば、荒げる程、いいえ、わたし、確かに聞きました
と言う。 こんな奇怪な調停裁判、有って良いのか?

ここで中谷紀子調停員が、何故、こんな態度を取るのか、考察して見
たい。



   *       *       *



< 中谷紀子調停員の態度の根源を、考察す。>



中谷調停員は、淨誓寺なるお寺の、住職夫人である。 この淨誓寺、
この裁判の相手方たる白江俊雄氏の自宅と、

直線距離にて、百メートルちょっとだ。 つまり生活圏内の、ご近所
さんである。



実際は、さらに切実な関係がある。 淨誓寺の住職、毎月白江宅へ、
お経を上げに行っとるのだ。

当然、お帰りの際、お布施を頂く。



これ、一種の利害関係である。 小松裁判所の調停担当の方、こんな
ご近所の、ましてや金銭関係の有る、お寺の住職夫人を、

この裁判の調停員に任命するとは、何事かと思う。 見識を疑う。



小松家庭裁判所の正式名称は、金沢家庭裁判所小松支部である。 呼
称が何であれ、

こんな関係を有する女を、調停員に選ぶなど、非常識ではないか?



また中谷紀子調停員としても、例い指名されても、一般常識から見て、
わたしは、この裁判の相手方たる白江家と、

かくかくしかじかの利害関係が有りますから、調停員として相応しく
無いと思います。



よって誰かと交代すべきと、担当者に申告すべきではないか? それ
が調停員の見識でしょ。

ワシの記述する、この調停裁判のていたらく。 お世辞にも立派とは
言えぬ。



ワシの言い分、可笑しいか?  反論の有る方、言うて呉れ。 文句
の有る方、訴えて呉れ。

お相手、申し上げる。



   *       *       *



金沢家庭裁判所小松支部の調停員の人選、良識に欠けていた。

上記の如き、たわけた調停裁判。 小松支部の恥である。 所でワシ、
三十年の後、小松裁判所の方に聞いてみた。 それに依ると、



調停裁判に、調停員いひ( いひ、とは避ける。変えて呉れの意 )み
たい制度は、無いそうだ。

調停裁判とは、本裁判の入り口だから、出来ればここで話を付けましょ。
それが駄目なら本裁判へ行きなさい。



の制度だから、調停員を変えて呉れは、受理されないらしい。 文句
有れば本裁判へ行きなさい。

で、あるらし。



   *       *       *



こんな調子だから、この調停裁判。 ワシ、だんだんと不利に成る。
負けそな感じに成って来た。

ワシの言い分、全て虚偽。 白江側の言い分、全て正しいとされたら、
どんな裁判も、勝ち目、無いですよ。



現代日本に、こんな裁判、有って良いのか? 開発途上国なら、いざ
知らず。

二十世紀後半の日本だっせ。 ワシ、余りの事に言葉も無かった。
日本は法治国家では無く、中国韓国北朝鮮並みの 人治国家だったのか?



白江側に対するワシの反論、全部( ジェ 〜 ンブ )不受理。 却下。
こんなアホな裁判。 日本に、まだ有ったのだ。

文字通り、腸( はらわた )が煮えた。 こりゃ不正ですぞッ



   *       *       *



終始・無言にて、このていたらく。 眺め居られた林又平弁護士に、
中谷紀子調停員の信じられない態度、聞いて見た。

先生、へっ と鼻を鳴らされ。 ま、素人( しろうと )のする事だ
からなと、つぶやかれ。



君もこんな馬鹿気た裁判、早く止めて、本裁判で訴えなきゃ駄目だと、
いつもの説を繰り返された。

ワシもこの時ばかりは、しんみりと聞いた。



   *       *       *



かくの如くして、この裁判。 ワシの言う事、全て否定され。 白江
側の言い分、残らず正しいと採用である。

どうしたものかと困り果ててた、その時に、小松警察署刑事課の、刑
事課長 M から、ちょっと来いが有ったのだ。



小松警察署刑事課の取調室にて、出ても居ない家宅捜索令状を出てる
と言われ。 四時間に渉り、ギュ〜ギュ〜 に吊し上げを喰った。

証拠の写真を渡せと言う。




ワシ、出せと言うなら受領書を書けの一点張り。 刑事課長の M 、
そんな時間は無いッ

お前の家は家宅捜索で、ぶっ壊されるのだぞッ




如何に言われようとワシ、写真は遂に出さなかった。 この詳細、次
段にて書く。

とにもかくにも、これ、公務員には有るまじき脅迫・違法行為である。
警察の権威を背景にした M の、懲戒免職行為である。



  *       *       *



しかし世の中とは判らないものだ。 この裁判、こりゃ負けかな?
と言う瀬戸際に、新証拠が出た。

詳細は、名誉毀損に底触するんで書けないが、決定的な証拠だったか
ら、たちまち白江側、請求金額の半分を払う。

和解して呉れと来た。




この和解交渉に動いたのは、広崎外科病院の、今は亡き広崎大三郎医
師であった。

広崎医師、ワシの三郎叔父( 島隆三 )を通じて、和解を申し入れ
て来た。



裁判の裏面史を知らぬ読者なら、表面の動き。 そんなものかと思う
だろう。

しかしだ。 裁判も始まらぬ段階で、広崎大三郎医師。 わしゃ 〜
一切、関係しない。



君たちで好きなだけやって呉れと表明。 だから、今頃になって、大
ちゃん、何の用ですかと、ワシは言いたかった。

白江事務長の頼みだと、使い走りもするのかよ ・ ・ ・ と言っ
てやりたかった。



広崎大三郎医師、他人の眼が有る所では、堂々たる人物を演ず。 し
かし裏面では、白江俊雄事務長に対し、

卑屈なまでに屈従していた事。 本 < 爆笑五十歳、歯学部へ行く >
の第五章の 1 に書いた通りだ。

暇な時に、目を通して置いて貰いたい。



   *       *       *



裁判の後、何人もの方から、久治良さんは裁判所で、白江さんの前に
土下座して、

お金を払うから勘弁して呉れと、泣いて頼んだそうじゃ無いですか?
と聞かれた。



別の方からも、罰金を払うから上訴しないで呉れと、土下座して泣い
て頼んだのかと聞かれた。

それを見た白江ユキさん、勘弁してやると言い、許して呉れたそうじゃ
無いですか、とも聞かれた。



お金を払ったのは白江側である。 白江側がワシに払ったのである。
和解書にも明記されとる。 確認したい方には見せます。

また土下座など、してません。



   *       *       *



ワシ今、仲間と共に、韓国・朝鮮史を研究しとるが、韓国人・朝鮮人
の書く近代史、嘘八百だ。



都合の悪い歴史事実。 無い事にして語らない。 見向きもしない。
歴史から抹殺する。

反対に、こう有って欲しい事実が無い場合は、有った事にして、捏造
( ねつぞう )して、さも有った如く歴史に書き込む。



だけど、こんな裁判を経た後では、韓国・朝鮮の歴史を嘘八百とは、
言えなく成る。

我ら日本人だって、こんな嘘の人、居るのだ。 白江ユキ氏の様に
裁判の当事者なら、いざ知らず。

調停員までが、このていたらくだ。



これじゃ他国様の事、言えたもんじゃ無い。 恐れ入る。 中谷紀子
調停員などは、記録に値する。

ワシ、謹んでここに、歴史事実として記し残す。



   *       *       *



和解に至る道も平坦でなかった。 腹綿の煮え返る場面が、何度も
何度も有った。

ところがだ。 ワシが小松署の M 刑事課長に呼ばれた辺りから、
林又平弁護士の態度が一変した。



それまでは顔さえ見れば、調停裁判など、すぐ止めろ。 本裁判で
訴えろ ・ ・ ・ だったのが、

向うが和解したいと言ってるのだから、和解しなければいかんッ
本裁判へ行きましょうか、だと 〜 ?








馬鹿者ッ




向うが和解と言ってる以上、和解しか無いだろッ  つべこべ
言ってないで、早く和解しなさいッ

てな調子で、言う事が逆に成った。



   *       *       *



ワシ現在、歯科医師だろ。 医療裁判を身近に経験すると、弁護士っ
て、一体、何んだろと考え込んで仕舞う。

弁護士にとっての客、一過性の通行人に過ぎない。 一方、弁護士
同士は、仕事の上で長く付き合う、ご近所様だ。

近所は大切にしないと、良い人生が送れない。



どうやら林先生、相手側の弁護士と話し合われた気配、濃厚だった。
弁護士同士、この裁判、こうしましょと申し合わせた気配が漂う。

林又平弁護士、前半は上訴、本裁判を勧め。 後半は逆に、裁判は止
めろ。 和解しろと、ワシを叱りまでした。



この事実、合理的に考察すれば、やはり弁護士同士の話し合い。 有っ
たと推定される。

何故なら、和解に応ずれば、白江側が優利で終わる。 弁護士同士の
話し合い、白江側弁護士に花を持たせる決着だ。



林又平弁護士、それをワシに強要したのだから、ケシカランと書いて、
何の不都合有る?



   *       *       *



一般論として、弁護士同士が話し合い、判決を、弁護士に都合の良い
方向へ誘導する場合が有ると言う裏情報。 知ってないと、

客たる我ら、煮え湯を飲まされる場合が有る。



ワシの、この裁判も、相手方の白江俊雄氏は、広崎外科病院と言う、
小松市内の有力病院の事務長である。

ワシと言えば、名も無き零細鉄工所の一介の旋盤工に過ぎぬ。 将来
を考えると、有力病院の事務長と仲良くしてた方が有利そうだ。



実際、どんな判断か判らんが、とにかく当方の弁護士さん、態度一変
して、言う事、逆に成った。

仕舞には、こっちの弁護士だか、相手側の弁護士だか、判らん様に成っ
てしまった。



上記の一文、林又平弁護士のご遺族から、クレ〜ム、付くかも知れぬ
が、これ事実です。

言う事が、一変して逆方向に成れば、誰だって不審を抱くだろ。



   *       *       *



ワシが和解に応じたのは、林弁護士の勧( すすめ )からでは無い。
別の理由からである。 この本の第二章で書いた如く、

ワシの祖母の実父、死ぬまで裁判裁判の、裁判人生だった。 つくづ
くと、皆様に迷惑掛けた。



ワシ、白状するが、この裁判を終了させて、三十年。 この間、夢の
中でも、うつつでも、

あの裁判は止めるべきで無かったと、嘆息が出る。 ドンファンが、
色に狂う如くに。

裁判愛好に、狂いそうに成る自分を感じてしまう。



ワシの遺伝子の中に、裁判狂の血が流れとるのか? とにかく裁判が
したい。 裁判がしたぁ 〜 い。 なのだ。

止めるのでなかったと後悔する自分を見る。



これはヤバイ性向です。 用心すべきです。 だから止めました。



   *       *       *



そんな意味から、ワシ、無理強いに、あの調停裁判を止めたのである。
これが和解に応じた、真の理由だ。

かくて双方、署名し、裁判は終った。 終わったのである。 終わっ
た筈である。

なのに終わらなかった。 何故か? 何故終わらなかったのか?



相手方の白江ユキ氏。 ワシの抵抗が頑強で、思う様に成らなかった
のが、悔しかったのでしょ。

裁判の直後から、悪口、止まない。 わざわざ出掛けて行って、悪口
を、お広めなさる。



ワシが上記の理由にて、無理やり終わらせた裁判を、白江ユキ氏、埋
もれ火を掻き起すが如く、再燃させた。

これ、賢い行為とは、とても言えない。




白江宅は、和裁塾でもある。 若い娘さんが、生徒で大勢来てる。
そこでもワシの悪口、娘さんの耳に吹き込む。

直ぐには判らない。 判るのに、三 〜 四年掛かる。 あるご婦人
から、ふとワシの耳に入る。



ワシ、いちいちの説明は面倒だから、この問題の解説文、文書にして、
そんな方々に配布した。

これを A 文書と称す。 この章が裁判とも成れば、重要証拠として
提出される文書だ。



   *       *       *



A 文書の配布は、関係者だけ。 部外者には、一切、渡してません。
広崎大三郎医師は、当事者中の当事者だから、

真っ先に、コピ〜 を一部、渡しました。 こんな具合に、配布したの
は当事者だけ。



そもそも A 文書たるや、広崎大三郎医師に語り掛ける形式ですから、
先生に最初に渡すの、理の当然。

広崎医師、それを白江俊雄事務長に見せた。 白江俊雄氏、当然なが
ら、一読して激怒。

ワシの実家へ怒鳴り込んで来た。



昼間だぜ。  ワシは工場に居る。 事務長はワシの工場を知ってお
るし、来た事さえある。

なのに工場では無く、母しか居ない自宅へ怒鳴り込んで来た理由は何
か?  どう言う積もり、なんでしょうかね?

母は何も知らないから、吃驚( びっくり )仰天。



   *       *       *



ワシ、連絡を受けるや、広崎外科病院へ電話した。 受付の女の子に
白江事務長は居るかと聞いた。

出て来た事務長に、文句あるなら、ワシの所へ来るのが常識でしょ。
母に因縁付けて、どうするのかと聞いた。



名誉毀損で訴えてやると啖呵( たんか )切ったそうですが、大いに
歓迎します。 是非、訴えて欲しい。

名誉毀損は親告罪だから警察だ。 何時( いつ )行く? 直ぐに
行って呉れいッ



ワシが、こう言うと、白江俊雄事務長。 意味不明の言葉、ワァ 〜 ッ
と喚( わめ )いて、電話ガチャン。

いまだに訴えて来ないのが遺憾です。



   *       *       *



ある方の情報ですが、白江ユキ氏、これまで隠しに隠して来た家庭の
秘密。 A 文書の中で、全部書かれた言うて、

泣いたそうである。



白江ユキ氏が、本当に泣いたかどうか、確認は出来ぬが、そう言う情
報が有りました。



しかしだよ、諸君。 ワシに書かれたら、泣かねばならぬ様な問題を
秘めてる家の人が、だよ。

人様( ひとさま )の悪口、言い廻って良いのか? 自宅開業の和裁
塾の娘さんに、ワシの悪口を吹き込んで良いのか?



亭主の白江俊雄氏、無資格医療行為しとる。 医師法違反しとるの
だぜ。 この一事でも、

人様( ひとさま )の悪口、言えたものでは無い。 それを他人の家
に出掛けて行ってまでして、

ワシの悪口を言い廻るとは、何事であるかッ



と言いたい。 これ、レッキとした損害賠償事案である。 この文章
に、文句言えますか?

白江ユキ氏はこの様に、裁判が和解で結審した、その直後から悪口を
始めた。



この第六章は、さながら、白江側が書かせたとも言える。 ワシには、
これ以外の反撃法、思い付かぬからだ。

馬鹿馬鹿しき悪口合戦だった。 悪口合戦なら、これまたワシの楽勝
なんですぞ。



それを余さず、ここに書けば、文句無しに名誉毀損で、書けないが、
A 文書には残らず書いた。

書かれたら血相変えて、怒鳴り込まにゃならん家庭である。 そんな
家庭の方は、口を慎めと申し上げとく。



   *       *       *



調停裁判は和解で決着。 双方、合意文書に署名。 その文書には裁
判後、相手方の名誉を傷付ける言動は、慎むと明記されとる。

なのに白江ユキ氏、裁判の直後から、ワシの名誉を毀損した。



白江ユキ氏は、隠しに隠して来た家の事情を、ワシに書かれたと怒る
が、そんな、隠さねばならん秘密を持つ家の者。

何様( なにさま )の積もりで、人の悪口、言うて廻ったのか。
理解に苦しむとは、この事だ。




こんな具合に、悪口合戦しても、ワシ、楽勝。 こんな簡単な事も判
らんのかと、呆れてしまう。




白江側、誰が、どう見ても、こっそり終らせるべき事案だった。 消
滅さすべき問題だったのである。

それを声高に触れて歩くとは、どんな頭( おつむ )してるのかと、
首を傾( かし )げる。

諸君なら、どう思う?



かくの如く、終了した問題を、未練たらしく、悪口を言い廻るから、
こんな文章が書かれてしまう。

ワシには、この反撃より、手が無いからである。



   *       *       *



白江側、こうすれば、こう成ると言う先を、なぜ読まないのか。 己
の力の強大さを誇る余り、客観的常識、欠如してないか?

白江側のやり方は、さながら、寝てる子を起すようなものだ。 ロク
な事に成っとらん。



   *       *       *



調停裁判は以上の如く、和解にて( 形だけ )結審したと記して、こ
の段を終える。

次段では、裁判と同時進行の舞台裏。 小松警察署刑事課の動きを、
書いて見る。



当時、刑事課長だった M の言う、水島氏が石川県へ来たら逮捕する
とは、如何なる法を根拠にした発言か?

その違法性を、考察して行く。










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